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公開日:2021.07.31

(一財)八三財団
「Z世代」の起業を支援
多分野で奨学生を募集

  • 同財団の代表理事を務める齊藤修一さん

  • 1期生の高橋健太さん

 小田原市に本社を置くHamee株式会社のCSR事業の窓口として、Z世代(13歳から25歳)の起業支援を行う一般財団法人「八三財団」(齊藤修一代表理事)が設立された。県西2市8町の地域資源を活かすことなどを条件に、7月1日から奨学生の募集を開始し、持続可能な地域社会の実現を目指す。



 「ここできっかけに着火する」をコンセプトとした同財団の奨学金制度は、料理人やエンジニア、アーティストなど、ジャンルを問わず応募できる。奨学生は、財団に所属する経営者らとSNSなどでつながり起業相談ができる。



 齊藤さんはZ世代の若者を「意外と自分の意見を持っていて、社会問題への意識も高い。現役の経営者と接する機会があれば、革新的なことを起こせるのではないか」と世代を超えた協働に期待を込める。



 今期の募集枠は最大10人で、年間30万円を上限に給付される。5年間で20件の事業化、10件の黒字化を目指す。奨学金の詳細は同財団のHPへ。



 1期生の高橋健太さん(25)は、横浜で料理の経験を積み「小田原で商売がしたい」と地元に戻った。市内の居酒屋「平蔵」の料理長を務めながら、自分の店を持つことを目指している。独立後は地元農園から食材を仕入れ、地域でお金を回したいという。今回の奨学金を活用し、食やアートを楽しめるイベントを9月に開催予定。支援があることで「新しいやり方を試せる」と挑戦に向け意気込む。

 

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