商議所が合同入社式
21事業所124人が参加
4月20日
箱根町仙石原地域で「コミュニティバスにこにこ号」が7月29日から運行されている。地域の課題解決のために始まった取り組みで、運転免許を返納した高齢者など交通弱者救済に一役担う。
同バスの運行は、仙石原地域の課題について話し合う、仙石原自治会連合会、民生委員、箱根町社会福祉協議会でつくる「仙石原地域のことを話し合う会」が取り組む。きっかけは「運転免許返納者が増え移動手段で困っている人がいる」といった意見。国道138号や県道75号を路線バスが走るが、バス停から離れた場所に住む高齢者が多く、車は必要不可欠となる。そこで、浮上したのがコミュニティバスの運行だ。
2019年末頃から運行について検討を始め、ルートを【1】上向・唐沢公園・町営住宅【2】湿生花園・高原【3】春山荘・すすき通り・湖尻の3つにした。ドライバーは地域住民が交代で務める。運行は毎週木曜日。決まった停車場所以外でもルート上なら乗車は可能。料金は無料。町民からの社協への会費が運営に充てられている。車両は地元の老人ホームから無償提供を受けた。
利用は事前登録制で、8月6日時点で11人が登録している。登録は随時行われている。事業を担当する箱根町社協の担当者は「利用者の声を聞き良いものにしていければ」と話している。利用登録などに関する問い合わせは同社協【電話】0460・85・9000。