第44回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会が8月22日から26日、大阪府で開催され、小田原市内3クラブの選手が上位入賞を果たした。
大舞台で自己新連発
神奈中スイミング小田原所属の久保田天来(そら)さん(白鷗中1年)は、女子背泳ぎ50m(11〜12歳)で3位に輝いた。
予選は、課題のスタートでやや出遅れたが得意のバサロキックで挽回し自己ベストを1・5秒以上更新してゴール。全体2位の好タイムだった。
大会前の目標は「決勝進出」だったがメダルも狙える好位置。緊張したままスタートした決勝レース中、心に浮かんでいたのは鬼澤智拡コーチのアドバイスだ。「バサロを大きく、最後までキックを速く、強く」。全国大会の長水路(50mプール)対策として、この夏取り組んできた「後半でもテンポが落ちない泳ぎ」を大舞台で体現し、自己記録をさらに更新する30秒95でフィニッシュ。
銅メダルを手に「(1位と僅差だったので)少し悔しいけれど、うれしい」と笑顔を見せた。
力強い泳ぎで入賞
スポーツプラザホウトク所属の岩渕立歩さん(湘南工科大学附属高3年)は女子CS400m自由形の決勝に出場。4分20秒03の力泳で自己ベストを更新し5位入賞となった。「来年春の全国大会に出場できることになった。メダルが取れるように頑張りたい」と意気込みを見せた。
初出場で好成績
初の全国大会出場となった小田原スイミングクラブの亀山宏紳君(千代小5年)。男子10歳以下200m個人メドレー決勝に臨み、2分35秒49で6位入賞を果たした。「うれしいけれど3位以内に入れず悔しさの方が強い。次の大会に向け頑張りたい」と話した。
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