小田原・箱根・湯河原・真鶴 教育
公開日:2021.09.18
ナシ栽培の奥深さ伝える
地元農家が千代小で授業
上府中地区まちづくり委員会の農業プロジェクトチームが9月8日、市立千代小学校の3年生にナシ栽培についての特別授業を行った。例年は地元のナシ園で収穫もしていたが、今年度は新型コロナの感染拡大を受け、体育館での講習のみ。収穫できない代わりに、ナシをプレゼントした。
同チームは、剪定の作業、土づくり、花粉付けなど、ナシが実るまでの過程を伝えた。講師を務めた小林正俊さんは「農作業は奥深い。ただ食べるだけじゃなく、ナシづくりにも興味を持ってもらえたら。ここから後継者が出てくれば一番」と思いを話した。
児童は、1人1台支給されているタブレットを使用して事前学習をしてきた。当日は「品種による味の違いは何ですか」などの質問が寄せられた。担任教諭は「きょう学んだことを新聞にまとめるなどして、何かしらの形で伝えていく」と話した。
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