神奈川県内などで出されていた緊急事態宣言が9月末で解除され、最初の週末となった10月1日〜3日。小田原駅近くの飲食店は規模の大小により明暗が分かれるなど、本格的な賑わいが戻るにはまだ時間がかかりそうだ。
栄町の「MAA's MEAT BAR」は夜の営業を2カ月ぶりに再開。常連客からの予約も入り、1日はカウンター席も含め20席ほどが満席となった。同店を含め飲食店4店舗を経営する石井雅さんは、「宴会などはしばらく難しいと思うので、友人同士や家族連れのお客さんが5割〜6割ほど戻ってきてくれれば」と話している。
栄町にある100人規模の受け入れができる「じんりき厨房わびと」も営業を再開させたが、1グループ4人などの県による要請もあり、大人数の集客は実質不可能な状況。代表の野田迅さんは「宣言解除となり、常連の方が戻っているが状況はまだまだ。時間や席数などの制限は残ると思うが、ワクチン接種の効果などで昨年よりも良い年末になれば」と希望を話した。