新年1月2日と3日に開催される正月の風物詩「第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)=10区間計217・1Km」。今回、相洋高校出身の石部夏希選手が山梨学院大学、桐山剛選手(拓殖大)が関東学生連合チームのエントリーメンバーに選ばれた。高校時代はチームメートだったが、箱根駅伝はライバルとなる2人。「お互いにベストを尽くせれば」と口をそろえる。
「自分のペースで走る」山梨学院大学 石部夏希選手
2年連続35回目の出場となる山梨学院大学。石部夏希選手(3年)は、10月に行われた予選会で初出場ながらハーフマラソンの自己ベストを更新、チームの本選出場に貢献した。「夏から調子が良く記録会等でも良い走りができた。その状態を保ち臨めた」と振り返る。
「速く走れるようになりたい」と、小学生のときに地域の陸上クラブに入会。「市町村対抗かながわ駅伝競走大会」には3回出場経験がある。高校時代は「学校の周辺をよく走っていました」と懐かしそうに振り返る。
念願のエントリーメンバー入りを果たした今大会。チーム戦略で出場できるかは当日まで未定だが、目標は青春時代を過ごした小田原市を通る4区か7区を走ること。自身の強みは「自分のペースを崩さずに走ること」。高校の先輩の桐山選手も同区間を希望しており「今度は勝負してみたい」。また「地域の皆さんにテレビ等で応援いただけたら」と話した。
「良い形で締めくくる」関東学生連合 桐山剛選手
予選会の成績上位選手で構成される「関東学生連合」のメンバーに選ばれた拓殖大学の桐山剛選手(4年)。前回本選出場した拓大の区間エントリー入りを果たし、初の箱根路を目前にしていたが、当日変更で叶わなかった。「大学に入りケガが多いが、夏以降は順調。良い形で締めくくれれば」と意気込む。
山学大の石部夏希選手は後輩。「一緒に先生に怒られたことをよく覚えている。同じ舞台に立てると考えると感慨深い」。中学から陸上を始め、相洋高校進学後に力をつけた。「競技者として強くなるためには、人間性を培うことも必要と、厳しく指導してもらった」と高校時代を振り返る。
希望区間は4区と7区で、コースの近くには母校がある。「得意を生かしたい、というよりは思い入れのあるコースで走りたい。暗いニュースばかりで、いろんな人が大変な思いをしている。元気を与えられるような走りができれば」
小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|