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公開日:2026.03.06

旧桔梗屋
熊澤酒造が利活用へ
飲食、物販、宿泊で価値創出

  • 熊澤酒造が利活用へ (写真1)

 藤沢市は先月27日、旧東海道藤沢宿のシンボルとして親しまれている「旧桔梗屋」の保全活用事業における優先交渉権者を選定したと発表した。活用事業者は、1872年設立の老舗蔵元、熊澤酒造(株)(茅ヶ崎市)。飲食、物販、宿泊施設を主な用途に挙げた。官民連携による新たな歴史・文化の発信拠点として、2030年度のオープンを目指し、整備を進めていく。

 旧桔梗屋の歴史的建築物を保全しつつ、公民連携によって新たな魅力創出を図る事業。市は25年7月から公募型プロポーザルを実施し、事業提案の審査を進めてきた。

 3社が名乗りを上げ、市は「歴史と文化の新たな発信地を旧桔梗屋に生み出す散策したくなる新たな藤沢宿をつくる」がコンセプトの熊澤酒造を中心とするグループに決めた。設計者は(株)久米設計(東京都江東区)、施工者は本鵠沼に支店を置く大同工業(株)(静岡県伊東市)、宮大工の(有)松本社寺建設(鎌倉市)で、歴史的建造物の保全と現代的な活用を両立させる体制を整えた。

にぎわい波及も

 公開された提案イメージでは、敷地内を多機能空間として整備する。

 店蔵と主屋には、キッチンを増築。調理風景を眺められる小窓も設置する。文庫蔵は歴史的な空間を生かし、物販とラウンジスペースに。境川沿いに位置する宿泊棟では、庭園を望み、眺めながらくつろげる個室空間を提供。その他、敷地奥には回遊できる庭園と池が整備され、藤沢宿の散策スポットとした。

 これらの提案を受けた市街なみ景観課は「歴史的建築物の保全と事業性の両立を適切に具現化でき、また農家や団体と連携した取り組みなど周辺環境のにぎわいを波及されることも期待できる」と太鼓判を押す。

 今後のスケジュールは、市と優先交渉権者との間で今年9月以降に事業協定を結び、その後に使用貸借契約、賃貸借契約を締結する予定だ。

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