ゲストハウス、七転八起 コロナ禍で新事業2事例

社会

掲載号:2022年1月15日号

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RYOKAN PLUMの梅宮さん
RYOKAN PLUMの梅宮さん

 新型コロナ感染拡大の影響などを受け、2020年度の全国宿泊業者倒産件数は前年度比で66・7%増えた(帝国データバンク)。インバウンド需要を見込んでいた小田原のゲストハウスも岐路に立たされている。

9割減からの再起かけ

 「売り上げが前年度比で9割減の月もあった」と話すのは、小田原市内でゲストハウスを営む梅宮勇人さん。追い詰められながらも「塞ぎ込んでいても仕方がない」と昨年6月に新事業開始に向け動き出した。22年春頃には状況が回復するだろうという展望のもとクラウドファンディングで約200万円を資金調達。栄町にある築99年の古民家を改装し、昨年12月に2号店として「RYOKAN PLUM」をオープンさせた。「歴史や文化がある小田原の魅力を広く伝えたい」という思いから、ゲストハウスではなく”旅館”として打ち出し、地元アーティストの作品を展示するなどより豊かな旅の提供を目指す。

移住促進などに貢献

 市内栄町のゲストハウス「ティピーレコーズイン」は開業から2年目にコロナ禍に突入。予約のキャンセルが相次ぎ、経営する内田佑介さんは胃の痛い日々を送っていた。観光客は激減したが、コロナ禍で小田原への移住希望者が増えていることから、市の移住窓口と連携し「お試し移住プラン」を実施している。小田原への移住希望者にリアルな移住体験を提供した。半年間で50組を受け入れ、うち17組は実際に移住を決めたという。

 また、コロナ禍で自粛を強いられる若者のニーズを察知し、昨年6月に25歳以下の若者に向けた「ティピーのローカルキャンパス」を企画。まちづくりに参画するきっかけを与えるもので、市内外から10人が参加した。宿泊施設を拠点に市内滞在や合宿などを通じ、輝いている地域の大人と出会い、参加者は「大人になることが楽しみになった」などと話した。

 小田原のゲストハウスは先行きが不透明な中でも、ターゲッティングの見直しや新事業の取り組みなど模索している。

昨年12月、「ローカルキャンパス」でまちづくりをテーマにプレゼンした若者たちと、観客ら
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