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小田原・箱根・湯河原・真鶴 経済

公開日:2022.03.12

小田原市
市民に地区計画案を説明
久野・イオンタウン取得地

  • 久野の商業施設のイメージ(イオンタウン提供)

  • 説明会の会場(4日)

 イオンタウン(株)(本社・千葉市)が商業施設出店を計画しているJT小田原工場跡地(久野)の地区計画案について、小田原市は3月4日と6日、市役所で説明会を開催した。

 4日の説明会は、地元住民や商業関係者ら約80人が参加。説明者として市都市計画課、商業振興課、イオンタウン担当者らが出席した。

 前半に、商業施設開業に向けた周辺道路の拡幅や歩道設置などの計画が図で示されたほか、開業後の自動車通行量の増加見込台数と渋滞に関するシミュレーション結果などが説明された。

 これらを受け参加した近隣住民からは「現在でも渋滞している道路もあるのに、本当に大丈夫なのか」という懸念や「小中学校の通学路に重なる道路は、安全対策をしてほしい」という要望、また「久野地域にとって待望の施設。1日も早く開業してもらいたい」と希望する声などがあがった。開業時期についての質問には、イオンタウン担当者が都市計画決定のスケジュールを念頭に「2023年度末から24年春の開業を目指す」と答えた。

 イオンタウンが取得している久野の用地の一部は工業地域で、1万平方メートルを超える特定大規模建築物は建築できない。ただし市が、「開発整備促進区を定める地区計画」を決定すれば建築が可能となする。今回開かれた説明会は、その都市計画決定に向けた手続きの一環。この後、予定通りに進めば5月ごろに都市計画決定となる見通し。

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