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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2022.03.12

湯河原町名誉町民第1号
西村京太郎さん死去
ミステリー作家

  • 西村京太郎さん(2013年撮影)

 トラベルミステリーの第一人者として知られ、2005年に湯河原町名誉町民第1号にもなった作家の西村京太郎(本名・矢島喜八郎)さんが3月3日、県内の病院で死去した。91歳だった。

 『寝台特急殺人事件』など、鉄道を舞台にしたミステリー小説が特に人気を博し、多くの作品がテレビドラマなどで放送された。2001年に生活拠点を湯河原町に移すと、同年、町内宮上に「西村京太郎記念館」が開館。湯河原の観光スポットとして注目を集め、数々の作品が展示されているほか、サイン会なども行われていた。

 執筆活動の傍ら、同年に創設された「湯河原文学賞 小説の部」では、作品の選考にも尽力。受賞作の講評では受賞者に「描写が良いよ」「書く力があるから長編を書いてみては」などと話す様子が見られたという。

 同町の冨田幸宏町長は3月7日「突然の訃報に驚き、誠に残念な思い」とコメントを発表。「町の文化の発信や観光の発展に多大なご尽力をいただいた。ご冥福をお祈りいたします」とした。

 町立図書館(土肥1の4の13)には3月15日(火)まで追悼記帳所が設置されている。午前9時30分から午後6時まで。供花、供物、香典等の預かりはなし。期間中は図書館の休館はしない。

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