ヒルトン小田原リゾート&スパを運営するMT&ヒルトンホテル(株)と、小田原市教育委員会、市立片浦小学校は4月5日、同校児童の帰宅時の交通手段として、同ホテルが送迎バスを無償で運行するための協定を締結した。
これは、利用者の減少などで片浦地区の路線バスが今月から減便したことに対する取り組み。同校はバス通学している児童にとって、午前中で授業が終了する日の帰宅時の交通手段がなくなってしまうことへの対策を模索していた。そこで市教委と同校がヒルトンに協力を打診し、実現した。
同ホテルは新学期の開始直後や長期休暇の前後など、年間15日程度バスを運行する。利用するのは石橋、米神、江之浦の各地区から通う児童最大8人で、下校の際、徒歩で根府川駅に向かい、同駅で送迎バスに乗車。自宅近辺のバス停などで下車する。4月6日から運行が開始され、バスを利用した児童たちは「いつものバスより座席がふわふわ」「快適でうれしい」と笑顔を見せた。
ヒルトン小田原リゾート&スパの丸山学副総支配人は「地域に根付いたホテルとして、地域貢献は当然のこと。一生懸命に取り組みたい」と意欲を示し、同校の石井美佐子校長は「子どもたちの下校に心配があったので、ヒルトンに協力してもらえて安心」と話していた。
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