小田原市は先ごろ、老朽化が進んでいる学校給食センター(飯泉1248)に代わり、市内成田に整備予定の新たな施設の整備事業者を決定した。市は2024年9月に新施設での給食提供開始を目指している。
現在の学校給食センターは市内中学校8校(城山、白鷗、白山、鴨宮、千代、酒匂、泉、城北)に給食を提供。建築されたのは1972年と、市内4カ所の共同調理場のうち最も古い。老朽化が進んでおり、改善が喫緊の課題となっている。
そこで市は、新施設の整備計画を進め、事業者を公募。昨年11月と今年2月に審査を実施した。その結果、市内久野の瀬戸建設(株)を代表者とし、日本調理機(株)横浜営業所、(株)梓設計 横浜支社で構成される共同事業体を整備事業者に決定した。
市は新施設整備に向けた方針として「安全で安心な学校給食の提供」「食育の推進」「災害への対応」「財政負担の軽減」などを設定しており、3月15日に発表された審査講評によると、選定された共同事業体について、市職員事務室から荷受室や搬入車両が見渡せることや調理機器の更新がしやすいなど、施設の維持管理に配慮した計画であることなどを高く評価。また車両動線に余裕を持たせ、安全で運営しやすい外構計画であることなども評価した。着工は23年6月、竣工は24年6月を予定している。
市の計画によると、新施設の建設予定地は成田1111番と1112番。鉄骨造2階建てで、延床面積は現センターの約1・5倍の2204・16平方メートルになり、アレルギー対応の調理室などを新設する。調理する食数は現在とほぼ同じ3800食とするという。
瀬戸建設の瀬戸啓司副社長は「現在、未来において児童、生徒はじめ市民に喜ばれる施設造りに邁進してまいります」としている。
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