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公開日:2022.11.05

小田原市・東電PG
脱炭素先行地域に選定
駅東口・久野で太陽光発電等

  • 導入を進めるEVシェア(イメージ)=市資料より

 小田原市は11月1日、環境省が全国自治体を対象に募集する第2回「脱炭素先行地域」に東京電力パワーグリッド(株)小田原支社(岩村佳紀支社長)と共同提案し、選定されたと発表した。

 「脱炭素先行地域」とは、2050年カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出実質ゼロ※排出量と吸収量の均衡)に向けて、2030年までに一般家庭や小規模店など「民生部門」の消費電力に伴うCO2排出の実質ゼロを実現し、あわせて温室効果ガス排出削減を地域特性に応じて実現する地域。

 第1回は提案79件のうち26件、今回は同50件から20件を選定。小田原市・東電PGは第1回にも提案していたが選定されず再挑戦していた。

 提案は、小田原駅東口エリアと久野地区生活拠点エリアを対象にする「”エネルギーと地域経済の好循環”のための基盤づくりを通じた市街地活性化」。

 主な取組は、商店街や基幹病院等の屋根、駐車場に太陽光発電を導入、東電PGによる地域需給バランス・取引システムの構築整備、住宅等に太陽光発電を導入し余剰電力を供給した住民等にクーポン等を発行―など。ほかに、駅東口エリアに観光客向けEV充電器やEVタクシーを導入することで「EV宿場町」として観光客の増加を図るなどとしている。

 今回、提案が選定されたことで事業費用に、国の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金(脱炭素先行地域づくり事業)の活用が可能になる。交付率は原則3分の2、上限額は50億円。

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