小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日：2023.02.18
箱根登山鉄道（株）
湯本駅でテロ対応訓練
警察、消防と連携で
近年、鉄道車両内で傷害事件が相次いで発生していることを受け、箱根登山鉄道株式会社は不測の事態に対応するため２月９日、箱根湯本駅で「防犯・テロ対応訓練」を実施した＝写真。
訓練には、同社の乗務員や駅係員60人、小田原警察署員７人、箱根町消防署員７人が参加。列車内で刃物を持った不審者が乗客を切りつけたケースを想定し、警察署や消防署と、避難誘導や人命救助、不審者確保などの連携を確認した。
同社の車両には、１車両に約２カ所ずつ非常通報ボタンが付いている。同社は「不審なことがあればすぐにボタンを押して乗務員にお知らせください。山中を走るため、異常発生時に乗客を降ろす場所が限られますが、誘導に従って落ち着いて行動してもらえれば」と乗客へ向けて話した。
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