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小田原市所有歴史的建造物 豊島邸がうなぎ料理店に JSフード社が運営「豊島鰻寮」

経済

公開:2023年2月18日

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うなぎ料理店として利活用される豊島邸
うなぎ料理店として利活用される豊島邸

 小田原市所有の歴史的建造物「豊島邸」(栄町4の9の44)の建物を活用したうなぎ料理専門店「豊島鰻寮 一月庵(としままんりょう いちげつあん)」が2月23日(木)に営業を開始する。運営するのは小田原市、箱根町を中心に飲食店を展開する(株)JSフードシステム(市内入生田、田川順也社長)。

 豊島邸は1941年建築。箱根町宮ノ下の開業医、故豊島牧四郎氏の別邸で「一月庵」と呼ばれる。妻の廣江さん(故人)が2015年に市に寄贈。20年に国登録有形文化財に登録された。

 同邸の利活用にあたり市が募集した民間提案で、12件の中から同社の「小田原の旧城下町の武家地の様相を現代に伝える豊島邸にて、訪れた方々に当時をほうふつとさせる趣のある料理を提供する」という提案が採択された。母屋の店舗では鍋料理「うなべ」、雑炊「うぞふすい」、うな重などを提供。うなべは骨を抜いて筒切りにしたうなぎとネギ、葛切りなどを出汁で炊き、うぞうすいはご飯や餅、うなぎの白焼きなどが入っており、豊かな出汁の旨味と風味が楽しめる。

 田川社長は「建物を市に寄贈された豊島さんの思いを伝えていきたい。当社の事業を通して、豊島邸を未来まで維持管理していければ恩返しになるのでは」と思いを述べ、また「インバウンドのお客さまには和食の出汁という日本文化を発信したい」と話した。

 同社では、併設のギャラリーも地元の芸術家らに活用してもらう考えだという。店舗の営業時間は午前10時から午後9時、定休日なし。

看板メニューの「うなべ」(写真は2人前)
看板メニューの「うなべ」(写真は2人前)

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