小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2023.03.11
片浦地区の地震学ぶ
地元小学校で特別授業
片浦小学校(石井美佐子校長)がこのほど、6年12人を対象に片浦地区の地震について学ぶ授業が行われた=写真。
この授業は、今年で関東大震災から100年を迎えることを機に、3・11を前に総合的な学習の時間を使って企画された。根府川にある宿泊施設「離れのやど星ヶ山」を経営し、地元で関東大震災を経験した父親を持つ内田昭光さんを招き、震災当時の片浦の状況についての話を聞いた。
震源地とされる神奈川県西部にも甚大な被害を及ぼした関東大震災。片浦地区では大きな山津波が起こったことや、完成して1年だった根府川駅の1番線が消えてしまったことなどを資料を交えながら説明した。
児童は、今の地域の様子と比べながら真剣に耳を傾けていた。内田さんは「父が残した生死を分けた体験談を子どもたちに伝えることで、防災の意識を高めていければ」と話していた。
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