小田原・箱根・湯河原・真鶴 経済
公開日:2023.04.01
起業家支援プログラム
5カ月で5人が事業化
ARUYOで成果を発表
昨年10月に小田原でスタートした、地域「発」の起業を推進する県の「HATSU 起業家支援プログラム」の第1期が3月18日の成果発表会をもって終了した。委託事業者(一財)八三財団(小田原市)が20〜40代の起業準備者(チャレンジャー)9人を選出し、約5カ月間支援。県西の地域資源を生かし、5人が事業化を果たすなどの成果を上げた。
害獣問題の解決、犬と飼い主が楽しめる場所やサービスの提供、声のトーンで感情を計測するアプリの開発・活用など、社会の課題やニーズに即した事業を計画し、実行や反省を繰り返しながらアイデアを形にしてきたチャレンジャー。成果発表会ではコメンテーターから、マネタイズや事業拡大の方向性のアドバイスなどが寄せられたほか、売上予測や存在意義の見直し、プレゼンスタイルの改善など時には厳しい意見もあった。緊張感漂う発表会が終わり、余韻の中で観覧者の中には「自分も起業してみよう」と起業家精神が触発された人もいた。
県内3カ所で行われている同プログラム。同財団の齊藤修一代表理事は「小田原で実現できたことがありがたい。2回転目は、より良いサービスを提供したい」と第2期への思いを話した。
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