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小田原・箱根・湯河原・真鶴 教育

公開日:2023.06.24

紙に飛び込み自由に表現
片浦小でアートWS(ワークショップ)

  • 表現力を爆発させる児童ら

 社会福祉法人アール・ド・ヴィーヴル(萩原美由紀理事長)が6月12日、小田原市立片浦小学校(石井美佐子校長)でアートワークショップを行った。アートディレクターの中津川浩章さんを講師に、同校の全校児童が約3m四方の紙の上で思い切り絵を描いた。

 「最初から自由に描かせると戸惑ってしまう。キャラクターやイラストを描きがちだが、本当に自由なのは体の内からパワーを吐き出すこと」と中津川さん。紙の上に足を踏み入れた児童は、中津川さんのガイドに沿って、筆で線や動物、食べ物などを描き、体と感覚を徐々に解放させていった。クライマックスに近づくと筆を置いて、手のひらや足の裏に絵の具を付け、全身を使って表現する児童も。絵の具を飛び散らせながら、アートを楽しんだ。

 「学校の授業では失敗を恐れて、慎重にやる子も多い。自由に表現していいんだと伝えるのが難しいと感じていた」と石井校長。参加した児童らは「紙に飛び込んで、絵の具まみれになった」「学校の授業ではこんな豪快にはやらない」「アートに興味が出てきた」と、満ち足りた表情でワークショップを振り返った。萩原理事長は「これが子どもの本来の姿。満足してくれたらうれしい」と話した。

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