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公開日:2023.07.01
フットゴルフW杯女子団体
総合力で掴んだ世界一
小田原市在住 三浦尚子さん
小田原市在住の三浦尚子さん(31)が5月27日から6月6日(現地時間)に、アメリカのフロリダ州で開催された「フットゴルフワールドカップ」に日本代表として出場し、女子団体戦の初代世界王者に輝いた。
フットゴルフとはサッカーとゴルフを融合させたスポーツ。ゴルフコースで、サッカーボール(5号球)を蹴り、ホールインするまでの打数を競う。
国内ランキング1位の三浦さんは、日本女子チームの主将を任された。団体戦に出場する3人のチームメートも、それぞれ個人戦で上位が狙える実力者が揃った。総合力の高さを発揮した日本代表は予選を1位で通過。16チームによる決勝トーナメントは、二人一組でボールを交互に蹴るフォアサム1ゲームと一対一で戦うシングル2ゲームの計3ゲームで2勝したチームが勝利する。
日本代表は決勝トーナメント初戦に勝利し、迎えた準々決勝の相手は優勝候補のオランダ。チームの戦略で初戦にフォアサムに出場していた三浦さんを、相手のエースとのシングル戦に配置した。チームメートや監督、コーチからの期待を受けて、「自分がチームを勝たせるしかない」と覚悟を決めて試合に臨んだ。序盤、リードされる展開となったが、気持ちで負けずに接戦をものにした。他のメンバーも勝利し、全勝でオランダを下した。日本代表は勢いにのり、準決勝でスコットランド、決勝でスロバキアと強豪を撃破。4回目のワールドカップで初めて開催された女子団体の初代世界王者となった。三浦さんは決勝トーナメント全ての試合で勝利し、世界一に大きく貢献した。「勝つために自分が背負うしかないと思っていた。世界一になれてほっとした」と喜んだ。
個人戦も3位
三浦さんは大会最終日に行われた個人戦決勝でも日本人トップの3位に入賞した。大会を振り返り「今までは、自分との戦いで個人成績にこだわってプレーしてきたが、今大会でチームとして勝つことに強いこだわりを持つことができた」と話した。
大会終了後から、イベントのオファーやラジオ出演の依頼などがきているそうで「競技の発展に繋がるよういろいろな場所でフットゴルフの面白さを発信していきたい」と語った。
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