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公開日:2023.07.08

西湘高校武井さん
マネジャーの夏 始まる
高校野球閉会式で司会

  • 西湘高グラウンドで取材を受ける武井さん

 西湘高校野球部マネジャーの武井亜海(あみ)さん(3年・中井町在住)が、第105回全国高校野球選手権記念神奈川大会の閉会式(26日(水)横浜スタジアム)で司会を務める。武井さんは「あの大きな横浜スタジアムに自分の声が響き渡るなんて」と緊張しつつも、球児たちと迎える最後の夏を待ち望む。

 武井さんが「高校では絶対に野球部のマネジャーをやると決めていた」という理由には高校野球で活躍した二人の兄の存在がある。

 6つ上の兄・昌之さんは2017年の神奈川大会に山北高校の3番打者として出場。2回戦でサヨナラタイムリーを打つなど活躍した。3つ上の兄・朋之さんは20年の高校野球大会で立花学園高校のエースピッチャーとして登板。準々決勝までチームをけん引した。

 小さい頃から家族で兄の応援に足を運んでいた亜海さんは「兄に刺激を受けたし、たくさん感動させてくれた。選手を近くで支えられたらいいな」と、高校野球への憧れを胸に西湘高校野球部の門を叩いた。

 閉会式の司会に選ばれたことを二人の兄に伝えると「俺たち全員、夏輝いてるじゃん」と喜んでくれた。亜海さんは「兄と同じ場所に立てる気がしてうれしい」と顔をほころばせる。

選手の「躍進」見届け

 バッティングマシンのボール入れやノックのサポート、バットやヘルメットの管理まで、各学年に2人いるマネジャーが担う。兄を応援していたときよりも選手に近い距離にいる今、歯を食いしばり悔し泣きする部員の姿も間近に目にする。「努力を見てきた分、最後までやりきってほしい。今年のスローガン『躍進』の通り、進んでいきます」と意気込む。

 同校の内海直也監督は亜海さんについて「頼りになるしっかり者。普段通りの自分らしさを閉会式でも見せてもらえれば」と話していた。

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