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小田原・箱根・湯河原・真鶴 経済

公開日:2023.09.23

新規就農者を地域で応援
約80人で情報交換

  • イベントでつながりが生まれた

 西湘エリアの農家で構成される団体「西湘うみかぜふぁーむ」が9月2日、小田原お堀端万葉の湯で、農業と商業、行政関係者らの情報交換を目的としたイベント「GOOD DAY CONNECT」を開催した。新規就農者が約15人集まり、彼らの応援をテーマに、現役農家のほか、農政課職員や地方議員、飲食店経営者など約80人が参加し、地域で支えていくためのマッチングの場となった。

 新規就農者は独立するにあたり、研修先の農家で技能は学べるが、農地の取得や農機具の購入、販路の確保など数々のハードルがある。研修生を受け入れてきた同団体代表の矢郷史郎さん(矢郷農園)は「農家の高齢化は止められない。後ろ盾がない新規就農者にはどんな環境があれば良いか」を考えイベントを企画したという。また「今の農家は生産だけじゃなく、宣伝や営業もしないといけない。つながりが生まれれば、雑談の中でニーズ調査ができたり、売り先が見つかったりもする」と話し、農産物の生産から、それを使った商品の開発や食品加工、流通や販売までを手掛ける農業の6次産業化を西湘エリアで実現させていくことを目指す。「地場産品が地元で流通するモデルをつくりたい」と今後の展望を話した。

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