神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

小田原史談会 震災の記録 次世代へ 小中学校に書籍寄贈

教育

公開:2025年1月25日

  • X
  • LINE
  • hatena
書籍を紹介する松島会長
書籍を紹介する松島会長

 小田原を中心に郷土の歴史を学び、先人の歩みを後世に伝える活動をする「小田原史談会」(松島俊樹会長)が1月15日、同会が製作した書籍『100年先まで伝えたい―関東大震災 小田原の記憶―』を市立小中学校で活用してもらおうと市教育委員会に届けた。

 同会は1955年に発足。県西地区在住のメンバーで活動している。

 今回寄贈した書籍は、関東大震災が発生した日に由来する「防災の日」に合わせて昨年9月に製作したもの。戦前に小田原で活躍した郷土史家、片岡永左衛門が遺した日記を同会が解読してまとめた『片岡日記 大正編』の一部や、市内にある関東大震災の石碑に記された内容の解説、2023年に神奈川県温泉地学研究所の研究員を招いて実施した講演「関東大震災に学ぶ科学と知恵」の内容などをまとめている。

 「自分たちが住む場所で起きたこと、いつ起こってもおかしくない地震への備えとして、次世代に伝えることが必要」と松島会長。子ども用の書籍を作る案もあったが、大人がまず知り、子どもへと伝えることが大切と考えたという。

 そこで市立小中学校にこの書籍を寄贈することにした。

 届けたタイミングは偶然にも阪神・淡路大震災から30年にあたる時期になった。松島会長は「ぜひ学校の先生方に読んでいただき、毎年毎年子どもたちに言葉で伝えてもらえたら」と思いを語る。同委員会教育総務課は「関東大震災の小田原の記録を留めた貴重な資料。各校で活用していきたい」と話した。書籍は贈呈式を実施後、各校に配られる予定。

 同会は今年7月、設立70周年を迎える。これまで冊子や会報発行のほか、講演会や史跡巡りなどを企画し、県西地域の魅力を伝えてきた。現在、『片岡日記 明治編』の発行に向けて準備を進めており、松島会長は「我々が知るだけでなく、伝えていくことが大切。今後も続けていきたい」と述べた。

調査の様子などを写真入りで紹介しているページ
調査の様子などを写真入りで紹介しているページ

湘南巻き爪矯正院 小田原院

無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」

https://www.shonanmakitume.com/odawara/

<PR>

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

地元有志 旗挙祭を復活

真鶴町で28年ぶり

地元有志 旗挙祭を復活

3月23日、2千人大鍋も

3月15日

皆春荘が公開再開

皆春荘が公開再開

庭園整備で往時の姿復元

3月15日

佐喜太郎の功績、紙芝居で

おはなしポケット

佐喜太郎の功績、紙芝居で

前羽小で読み聞かせ

3月8日

「遺跡探訪シリーズ」完結

小田原市文化財課

「遺跡探訪シリーズ」完結

歴史散策のガイドとして20号

3月8日

青春彩る惣菜パン

青春彩る惣菜パン

西湘高校そばの「サトパン」

3月1日

無償貸出で試験活用

旧小田原市民会館跡地

無償貸出で試験活用

市民や事業者のニーズ調査

3月1日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月15日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2025年3月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook