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小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会

公開日:2025.06.14

ワーケーションハウスU
オフィスアワードで最高位
旧片浦支所を利活用

  • (右から)加藤市長、文祥堂の岸さん、國元さん

  • 施設の内装

 小田原市根府川の旧片浦支所を利活用したワーケーション施設「Workcation House U」を運営する株式会社文祥堂(本社/東京都中央区)が6月3日、「第3回JOIFAオフィスアワード」で最優秀賞を獲得した。10日には小田原市役所を訪れ、加藤憲一市長に受賞を報告した。

 同アワードは、継続的にオフィスの改善を行いながら経営に貢献する優れた事例を表彰するもの。(一社)日本オフィス家具協会(JOIFA)が主催している。

 1953年に旧片浦村の役場として建設された木造2階建ての建物を改修し、2022年にコワーキングやレンタルオフィス、宿泊もできる場所としてリニューアルした同施設。小田原の木材などを活用し、江之浦測候所を設計した磯崎洋才さんや宮大工の芹澤毅さんらが改修に携わった。

 今回のアワードには全国から10社がエントリー。書類選考とバーチャル、最終審査を経て同社が最高位に選ばれた。海が見える立地に加え、歴史ある建物を再活用してワークスペースとして提供されている点が「ユニークで魅力的」と高評価。木組みを使うなど建物内外にあふれる自然感や、地元の食材を使用した弁当提供といった細部までのこだわりや温かみがある雰囲気、地域の人も活用できる場である点などが受賞につながった。

 10日には、同社事業推進部マーケティング課長の岸健二さんと同課の國元聖史さんが、市長に受賞を報告。岸さんは「地域に開かれたサードプレイス型のワークプレイスが、このような評価をいただきうれしい。今後も地域に開かれた施設として、貢献できれば」と話した。

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