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国交省不動産アワード 旧三福不動産が最高賞 独自の地域再生手法に評価

経済

公開:2025年6月14日

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共同代表の渡邊さん(右)と山居さん
共同代表の渡邊さん(右)と山居さん

 小田原市内を中心に空き家や空き店舗の再生を手掛ける(株)旧三福不動産=市内栄町=がこのほど、国土交通省による「地域価値を共創する不動産業アワード」で最高賞のアワード大賞を受賞した。10年以上にわたり取り組んできた「駅からやや離れたエリア」の活性事業と実際の波及効果が高く評価された。

 このアワードは、不動産業者などが地域と連携してまちを活性化させた先進的な事業を評価するもの。新たな地域価値を生み出し、社会課題の解決に貢献している好事例を毎年表彰している。

まち活性「路地裏から」

 同社は2014年、現共同代表の山居是文さんと渡邊実さんが、地域の遊休不動産などをうまく生かそうと立ち上げた不動産会社。コロナ禍以降、市内でも移住ニーズは注目されているが、同社はそれよりも前から、駅から離れたエリアのリノベーションを通じて新規開業や移住促進に向けた取り組みを積極的に展開してきた。

 市内板橋の老舗豆腐店を製茶工房&カフェに再生、歓楽街「宮小路」エリアに飲食や民泊の新規出店を図るなど、10年間で118軒の開業と201組の移住を実現させている。最高賞獲得につながった取り組みについて山居さんは、「お店を始めてくれた方や移住した方、手間のかかる使い方を受け入れてくれた不動産オーナーがいてくれたからこそ今のまちの風景がある」と話す。

 ここ数年は自社の事業スタイルを「路地裏マイクロディベロッパー」と称し、行政や経済団体、金融機関とも連携。ストーリー性を持たせた自社WEBを活用し、物件紹介のほか創業支援や地域情報の発信も行っている。

 小田原市からの推薦を受けてエントリーしたという今回のアワードは、同社によって地域の担い手を増やした実績を受けての受賞。山居さんは「市や商工会議所、信用金庫など、地域と連携して進めてきた結果。『まちの使い方を再編集するような不動産業』をこれからも実践し、小田原でまだ眠っている可能性を、丁寧に、地道に、掘り起こしていきたい」と抱負を話している。

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