小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2025.10.18
チーム組み 事業創出へ 高校生と地元職業人
若者の関心 地域に還元
小田原北ロータリークラブ(松下弘樹会長)が現在、新たに取り組む地域事業を若者と作り上げる実践型プログラムを行っている。おだわらイノベーションラボ(ミナカ小田原)で10月12日、1回目のグループワークが行われた。
同クラブが60周年記念事業として行う「若者と考えるロータリークラブの可能性」と題された特別プログラム。若者ならではの発想やアイデアを生かし、持続可能な地域づくりに貢献できる事業を立ち上げようというものだ。
同プログラムは、全国で若者のまちづくりや課題解決などをサポートする(一社)フロムプロジェクトや立花学園高校、行政、商工会議所と連携した取り組み。初回となった当日は、市内外の高校生やロータリークラブメンバーなど約20人が参加し、大人と学生で組まれたチームでの顔合わせが行われた。
アイデアを実現
この日は学生に向け、事業立ち上げに際し、予算などの具体的な検討にも踏み込んでいく概要も説明。参加者は熱心に耳を傾けていた。
松下会長は「大人が作る事業は大人だけの自己満足を感じると言われたり、はっとさせられることも多かった。高校生はイベント主催や福祉などへの関心が高く、さまざまな要素を若いアイデアで掛け合わせ、地域の新たな可能性にたどりつけたら」と期待を語る。
同プログラムは来年3月まで行われ、まちを元気にするアイデアをチームで検討。最終発表で最優秀賞となった企画は、同クラブが来年度事業として実施する予定。
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