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公開日:2026.09.26

【小田原警察署×タウンニュース特別企画【1】】日ごろから意識を高めて  小田原警察署 太田広明署長インタビュー

  • インタビューに応じる太田署長

    インタビューに応じる太田署長

 年々巧妙化する特殊詐欺の手口や、県内でも増加傾向にある交通事故。小田原市と箱根町、湯河原町、真鶴町を管轄する小田原警察署の太田広明署長に、それぞれの状況や対策などについて聞いた。

――今年3月に着任されてからの管内の印象は。

 「非常に落ち着いた、歴史を感じる地域です。自治会の組織が強固で、行事やお祭りも多く、住民同士の結束力が非常に強い印象です。防犯意識の高さも感じます」

――管内の事件事故の状況について教えてください。

 「特に注意していただきたいのが特殊詐欺です。中でも『警察官かたり』の手口が多発しています。8月末時点の管内被害件数は28件(昨年同時期46件)と減少傾向にあるものの、被害額は約3億7000万円(同約3億円)に上り、1件あたりの被害額が高額化しています」

――どのような手口や傾向がみられますか。

 「被害28件のうち12件が警察官を騙る手口です。高齢者が狙われると思いがちですが、被害者の3分の2にあたる8人が40代以下でした。若い世代でも『あなたの口座が犯罪に利用されている、詐欺の共犯になる』などと、言葉巧みに信じ込ませます」

――不審な電話がかかってきた場合の対応は。

 「例えば『逮捕状が出ている』と言われても一人で判断せず、すぐに小田原警察署や身近な方へご連絡ください。警察が事前に逮捕状の存在を伝えることは絶対にありません」

自転車もルール厳守を

――2023年に自転車のヘルメット着用努力義務化に加え、今年は自転車の悪質な交通違反にも反則金等が科される「青切符」制度が導入されました。自転車の交通安全の現状は。

 「街頭啓発活動には力を入れていますが、ヘルメットの着用はまだ十分に浸透しているとは言い切れません。今年に入ってから、管内でヘルメット未着用による自転車の重傷事故が2件発生しています。どちらも被害者は学生でした。見た目を気にして未着用になってしまうのかもしれませんが、万が一の時に命を守るためにも着用を徹底していただきたい。青切符制度は遮断機が下りている踏切への進入や酒気帯び運転など、悪質・危険な違反行為は即検挙の対象となります。『バレないからいいや』ではなく、一人ひとりがルールを守ることが事故防止につながります」

――管内は観光客が多いですが、このエリアに多い交通事故や注意点は。

 「箱根周辺では、不慣れなレンタカーや外国人観光客の運転による物損事故が多発しています。十分に車間距離を保つ、飛び出しを予測するなど『防衛運転』を心掛けてください」

――身近にできる防犯対策や読者へのメッセージをお願いします。

 「日頃からご近所やご家庭で防犯・交通安全について話し合って意識を高めていただくと同時に、私たちも署員一丸で安全・安心なまちづくりを進めてまいります」

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