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公開日:2019.05.01

山北高が授業で町と協働
山北町と県教委が協定

  • 協定を締結した(左から)湯川町長、桐谷次郎県教育長、藤田校長。この後3人で手を取り合って、緊密な連携をアピールした

 県立山北高等学校が取り組む地域と関わる教育活動について、緊密な連携と協力を行うため、山北町と神奈川県教育委員会が「連携と協力に関する協定」を締結した。山北町の地域振興に資することになる。

 人口減少や高齢化の問題を抱える山北町において、山北高校を中心に行政、町民、企業が一体となり、「未病」「防災」の2つの視点で学習に取り組み、「個人の成長」を求めるカリキュラムの開発研究をとおして、同様の課題を抱える全国の市町村のモデルをつくることを目的としている。

 県教委が推進している地域との連携・協力に関して、山北高校が山北町と連携した学習活動については、文部科学省が行う2019年度「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(地域魅力化型)の指定を受けている。

 湯川裕司山北町長は「これまでにスポーツ、イベント、文化など様々な交流があったが、より緊密に連携をはかれるようになった。行政が思いつかないような独創的な提案を期待している」と話し、藤田正樹山北高校長は「生徒に地元を意識させたい。外に出ても、最終的に地元に戻ってくるような人材を育てていきたい」と話した。

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