大井町商工振興会や酒蔵、飲食店の関係者らでつくる「大井町地酒で乾杯推進協議会」(鈴木幸康会長)はこのほど、コロナ禍でも多くの人に地酒に親しんでもらおうと、新しい生活様式に沿った初のイベントを企画した。ウェブ会議システム「Zoom」を活用したオンラインセミナーや会員制交流サイト(SNS)を介したプレゼント企画を実施するもの。地酒の文化発信や地域の活性化につなげたい考え。
セミナー参加条件は、町内にある「井上酒造」「石井醸造」いずれかの酒蔵が扱う商品をウェブで購入すること。その上で希望者は酒蔵関係者による酒造りの舞台裏や、日本酒プロデューサーとして知られる上杉孝久氏による酒や歴史に関するセミナーが受けられる。参加者にはオリジナルの前掛けもプレゼントされるという。
また地酒と一緒に撮った写真をSNSに投稿することで同じ前掛け等が当たるプレゼント企画も実施する。当初はイベント参加店で地酒を注文した人を対象にした企画も予定されていたが、緊急事態宣言に伴い当面見合わせとなった。
同協議会は、2017年以降、町の地酒に親しんでもらうことを目的に参加型のイベントを定期的に実施。だが、今年は新型コロナウイルスの影響で集客型イベントが困難になり、これらに替わる企画が決まるまでイベントを開けずにいた。
鈴木会長は「多方面でオンラインやSNSの活用が進んでいる。町内外問わず多くの人に参加してもらい、大井町の地酒を知ってもらいたい」と話していた。イベントに関する詳細は大井町ホームページ、または地域振興課【電話】0465・85・5013へ。
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