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公開日:2022.03.19

洒水の滝
遊歩道4月供用開始へ
地上40mに観瀑台も

  • 滝へ続く新たな遊歩道

 山北町の「洒水の滝」で整備が進められていた新しい遊歩道がこのほど完成した。地上40mには観瀑台も設けられ、滝を間近に感じることができる。供用開始は4月の予定。



 酒匂川の支流である滝沢川から流れ落ちる洒水の滝は、一の滝69メートル、二の滝16メートル、三の滝29メートルの3段からなる。かながわ景勝50選、日本の滝百選などにも選ばれている。



 これまでの遊歩道は、2004年に落石の影響で観瀑台の手すりなどが破損したことを受け、滝沢川にかかる赤橋から先を立ち入り禁止にした。その後、町と神奈川県は再整備に向けた検討を開始。安全面や森林保護、景観を考慮し休憩所付近から滝に向かう新ルートを策定し21年2月から遊歩道の整備工事を行ってきた。



 県によると新しい遊歩道は、全長118・6メートル、最高地点は地上から40メートルでこれまでのものより高い。環境にやさしい再生木材などを使用し、柱やアルミ材質の箇所などは景観になじむ茶系でまとめられている。遊歩道の先端には観瀑台が設けられ、大迫力の滝を眺められるスポットだ。町観光課の担当者は「滝は山北町を代表する観光スポットのひとつ。時間はかかりましたが、ようやく遊歩道の工事が終わりました。町民の皆さんをはじめ、観光客の皆さんに迷惑をおかけしました。新しい遊歩道の完成で、平山地区の活性化の一助となれば」と話した。今後県と事務手続きが行われ、完了次第開通となる。

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