2010年に閉校した北足柄中学校(南足柄市内山2575)の跡地がこのほど北足柄地区活性化拠点施設「北中」として生まれ変わり、4月1日に開所式が開かれた。
同所は中学校の閉校後、市と地域住民との間で利活用に向けた検討がなされたが実現には課題も多く、進展していなかった。その後、市は改めて地域社会活性化に結びつく事業の提案と実行事業者の募集を行い、先に運動場で株式会社運動会屋がキャンプ場を運営していた。
市は「北中」を同地区の自然を生かし、交流人口の創出や生涯学習の推進につなげたい考え。会議室や調理実習室、図書室、体育館などは一般に貸し出される。その他の部屋は地場産農産物の販売や地域交流イベントに使うという。施設は株式会社運動会屋が指定管理者として運営する。
加藤修平市長は「跡地利活用は念願だった。地域の思い出の場所が地域の発展拠点として育ってほしい」と話した。
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