南足柄市は6月22日、環境保全について考え、意識啓発を図るイベント「環境フェア」の開会式において、2050年の脱炭素社会実現に向けた「南足柄市ゼロカーボンシティ宣言」を行った。
開会式には加藤修平市長、石川貴久雄議長のほか、環境審議会や南足柄市環境美化週間事業実行委員会に所属する市内の事業者や団体らが出席。全員で「市民・事業者・行政が一体となって地球温暖化対策を推進し、2050年二酸化炭素実質排出ゼロを実現します」と宣言書を読み上げた。
加藤市長は、今年1月の一般社団法人自然エネルギー推進機構との協定や同3月の富士フイルム(株)、東京ガス(株)との協定などに触れ「今年は数多くのカーボンニュートラルに向けたキックオフ事業を行っていく。市民の方々が、地球温暖化対策についての理解を一層深めていただくことを期待します」などと述べた。
地球温暖化対策の推進に関する法律で、都道府県や市町村は、その区域の自然的社会的条件に応じて、温室効果ガスの排出の削減等のための総合的かつ計画的な施策の策定や実施に努めるものとされている。
これを受けて、近年、脱炭素社会に向けて、2050年二酸化炭素実質排出量ゼロに取り組むことを表明する自治体が増えている。
実質排出量ゼロとは、CO2などの温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と、森林等の吸収源による除去量との間の均衡を達成すること。
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