南足柄市自治会長連絡協議会の会長を務める 瀬戸 宏一さん 南足柄市小市在住 65歳
理想へ一歩踏み出す
○…毎年6月の第3日曜日に南足柄市内全域の清掃を行うイベント「美化デー」。30年続く恒例行事だが新型コロナの影響で全34自治会が参加することになったのは4年ぶり。当日は自治会員を中心に子どもから高齢者まで約9000人が参加する予定だ。「ゴミは捨てるものではなく拾うもの、という意識を大事にしたい」
○…大学卒業後に足柄信用金庫(現・さがみ信用金庫)に就職し、地域経済の発展に尽力した。定年退職後は長年抱いていた「経営者になりたい」という夢をかなえるため、相模原にゴルフ練習場を開設。3年間経営を経験し、現在は地元南足柄や山北で仕事を続けているという。「自分が大好きなゴルフで自分のやりたかったことができたのは本当に良い経験だった」と目を細める。
○…自治会長連絡協議会会長に付随する職は10以上に上る。社会福祉協議会や防犯協会、金太郎まつり実行委員会など、自身にとって「今まで関わりが薄かった分野」へ参加ができることが会長の1番良いところだと感じている。「様々な市の取り組みに関わっていくことで、単位自治会の運営や自身の暮らしに生かせるような色々な経験をさせてもらっている」とにこやか。
○…以前は8割程度だった自治会加入率も現在は6割程度に減少。交流機会の創出や夏祭り等の文化継承といった自治会の意義がある一方で、今以上に自治会に入ってもらうためには、自治会費や日頃の活動等の負担以上のメリットを感じられる会になることが理想だと考える。そのために各単位自治会長や近隣市町のアイデアを取り入れ、形にしていくことが自身の役割だ。「みんなが楽しく暮らせるように、この1年間で少しでも前に進みたい」
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