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公開日:2023.11.25

パワーリフティング
鈴木さん世界大会で銅
93kg級で日本人初メダル

  • 世界大会の試技で成功し叫ぶ鈴木さん(本人提供)

 開成町延沢在住の鈴木喜稀さん(30)が11月13日から19日までリトアニアで開催された世界エクイップオープンパワーリフティング選⼿権⼤会93kg級で銅メダルに輝いた。同階級でのメダル獲得は日本人選手初(旧90kg級を含めると36年ぶり)の快挙だ。

 パワーリフティングはスクワット、ベンチプレス、デッドリフトの3種目の合計重量を競うもの。鈴木さんは今年5月の全日本大会で、デッドリフト(320・5kg)と合計重量(940・5kg)の2つの日本記録を樹立して世界大会への切符を掴んだ。

 世界大会出発前の先月末、開成町役場で町長への表敬訪問を行った際には「今回の世界大会出場者の中では4番目の記録。メダルも現実的な目標だと思う」と語っていた鈴木さん。大会ではアメリカ代表選手と最後の試技までもつれ込む接戦を演じ、僅差で3位に。鈴木さんは「率直にうれしかった。今までよりも楽しもうという気持ちでリラックスできたことが良かったと思う」と振り返った。

 国際大会での最高成績は、2016年にジュニア大会で記録した4位。メダル獲得は10年以上世界の壁に挑み続けてきた中での悲願だった。

 鈴木さんは現在、湯河原町役場で温泉の管理業務に従事しながら小田原アリーナや松田町のジムで週3日トレーニングに汗を流している。「来年の世界大会でメダルを取ると4年に1度のワールドゲームズに出場できる。そこを目標に1つ1つの精度を高めていきたい」と意気込んだ。

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