3月24日に定期演奏会を行う足柄高校吹奏楽部の部長を務める 菊間 みづきさん 小田原市在住 18歳
笑顔絶えないリーダー
○…年に1回のコンサートに加え、地域行事にも出演。「子どもにも楽しんでもらいたい」と、演奏だけでなくお面をかぶって劇をするなど部員自らが考え、より喜ばれるステージを続けてきた。その姿勢を見てか、南足柄市の二十歳のつどいをはじめ、松田警察署の交通安全キャンペーンや諏訪の原公園のイベントなど、地元での活躍の場は多いという。
○…中学で友人に勧められ吹奏楽部に入部した。周りがほとんど経験者のなか、最初は音符も読めなかったというが負けじと食らいついた。担当楽器のチューバは低音で伴奏が主な役割。上達していくごとに「みんなとハーモニーを作ることが楽しくなってきました」と笑顔で話す。しかし中学3年生の夏の大会はコロナで中止に。集大成を見せられなかった悔しさから高校でも吹奏楽部に入ることを決めた。
○…高校では1年の時から持ち前の明るさと責任感でチームを引っ張り、翌年には部長に就任。「部員が自分の持ち味を発揮しつつ全体で良い演奏にしたい」と考え、一人ひとりとこまめにコミュニケーションを取りながら意見をまとめるなどリーダーとしての役割を全うした。2年生の時の大会では目標だった県大会出場を数年ぶりに達成。「出場が決まった時はかなりうれしかったですね」と満面の笑みで振り返る。
○…今年の春から医療系の大学に進学。「患者さんとか色々な人と接するからこそ、人との向き合い方を大切にしていきたい」と話す。音楽は高校卒業で一区切り。現在は最後の演奏会に向け、準備を進めている最中だ。後輩に対しては「ありのままの音を大切にすれば大丈夫」と声をかける。笑顔の絶えないリーダーの思いは次の世代にも受け継がれていく。
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