足柄 社会
公開日:2025.12.20
就労支援施設で包丁研ぎ
利用者の元料理人が担当
大井町上大井の就労継続支援B型事業所「株式会社グッドファーム」(川田俊介代表取締役)が、12月から包丁研ぎを新たな取り組みとして始めた。担当するのは大井町在住の清水裕樹さん(49)だ。
清水さんは高校卒業後、熱海や箱根の旅館で料理人として働いていたが、30代で急激な視力低下と視野の中心が見えにくくなる「レーベル病」と診断され退職した。その後も家業の手伝いや飲食店勤務など、できる範囲で食の仕事に携わり続け、2年前、兄の紹介で同事業所を利用するようになった。
同事業所は水耕栽培によるレタスの生産が主な作業となっている。一方で川田代表は、レタス栽培以外にも利用者の経験や希望を生かせる機会を提供したいと、事業所ブログの更新や直売の企画、町からの依頼による図書館の棚整理など、作業の幅を少しずつ広げてきた。
包丁研ぎもその一環で、昨年の面談で清水さんが希望したことを受け、試行的に開始した。レタス購入者からの依頼も増え、現在は月に2本ほど研いでいる。依頼者から「よく切れるようになった」などの声が寄せられたことから、12月から事業所の取り組みとして始めた。
清水さんは「これまでの経験を生かせる場があるのはありがたい」と話す。
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