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公開日:2026.02.14
三保ダム
水位低下で地層あらわに
県「危機的ではない」
県内ダムの貯水率低下が話題となる中、山北町の三保ダムでも水位低下が見られ、普段水に覆われている地層の一部が水面上に現れている。現在の状況と住民生活への影響等について、ダムを管理する県三保ダム管理事務所に話を聞いた。
神奈川県は、相模川水系と酒匂川水系の2つの水源で県内需要の9割以上をまかなう。相模川水系には相模ダム・城山ダム・宮ヶ瀬ダム、酒匂川水系には三保ダムがあり、4つのダムは「かながわの水がめ」だ。
三保ダムの水位は現在、満水位からマイナス13・14メートルで貯水率は約54%(2月10日現在)。これは1979年のダム建設以来7番目に低い水位となる。昨年10月から12月末までの降水量が平年の半分だったことなどが原因だ。しかし、深い森林が降った雨をゆっくりと土壌に蓄える地域特性もあり、貯水量にはまだ余裕がある状態とだという。
そもそも足柄上郡などは地下水や湧き水を生活用水として利用しているため、貯水率が住民生活へ及ぼす影響は限定的だという。三保ダム管理事務所の職員は「大変な状況ですが、危機的な状況ではありません」と話している。
水の安定供給
一方、相模川水系のダムは合計貯水量が大きく減少しており、貯水率は約39%(同)になっている。酒匂川水系の水は、地下を通っているトンネルを通じて相模川水系と接続され、広範囲に供給されている。これを利用し、県は水の安定供給のために三保ダムの水を横浜・川崎方面への広域供給に多く充てる措置を実施している。三保ダムの水位低下はこれも影響しているという。
過去には給水制限も
宮ケ瀬ダムが建設前だった1996年の大渇水時には三保ダムの水位がマイナス23mまで下がった時に、給水制限がかかったことがある。県は今後も降雨減少による河川の流量低下が続けば、給水制限も可能性としてはありうると説明する。しかし現在はダムの連携機能を活用し、住民への影響は避けられるともみている。同職員は「今のところは降雨による回復を待つしかない状況」と話した。
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