箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年1月11日
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仙石原文化センター前で12月25日に地域に伝わる伝統のお飾り作り講座が開かれた。仙石原のお飾りは縁起物のエビにちなんだV字型。昭和初期までは地域で作られていたが、大量生産品が流通、仙石原からは水田が消えて原材料の藁も手に入りにくくなったため、消滅しかかっていた。
10年ほど前に地元住民がお飾り作りを復活させ、毎年講座が開かれるようになったという。エビ型に編んだ藁にシダ植物のウラジロや譲り葉、日章旗などを挿しこみ、中心にダイダイを刺して完成。初参加という坂本淑江さんは「このお飾りの存在は参加するまで知らなかった。完成して嬉しい」と話していた。