戸塚区版 掲載号:2017年1月19日号

ウクレレサポート協会

音楽イベント 被災地で 文化

開催費用ウェブで募る

山本さん(右上)と現地の子どもたち
山本さん(右上)と現地の子どもたち
 東日本大震災後、音楽を通じた被災地支援を継続して行ってきた一般社団法人ウクレレサポート協会(所在地:戸塚区)が3月26日、「活動の集大成」とする音楽交流イベントを岩手県宮古市で開催する。同協会は現在「クラウドファンディング」(※)を利用し、活動資金の支援を呼びかけている。

 同協会の代表理事・山本千香さん(45)が被災地支援を始めたのは、東日本大震災が起きた2カ月後の、2011年5月。父方の実家があった岩手県宮古市へ、知人から衣類をかき集めて訪問した。

 現地で見たのは、津波のために変わり果てた景色。幼少の頃から親しんだ家も、震災の1年半前に亡くなった父の写真も、すべて流されていた。

 「思い出の地のため、できることを続けよう」。そう決心した山本さんは、その後も毎月、現地へ車を走らせ、ボランティアを続けた。

 物資支援がひと段落し、次に必要だと感じたのは被災者の「心のケア」。山本さんはその方法に、ウクレレを選んだ。父を亡くした時に「ウクレレの優しい音色に助けられた」という、山本さんならではの方法だった。

 さっそく、当時通っていたウクレレ教室で知り合ったアーティストに声をかけ、慰問活動を始めた。毎月のように仮設住宅や児童館、小学校などを訪問。さらに現地の子どもへ、ウクレレのプレゼントも行った。

 ウクレレを受け取った子どもたちは練習を重ね、現地の老人ホームや商店会で披露するように。山本さんは「輪が広がり、嬉しくてたまらない」と話す。

 現在、活動に賛同するアーティストや会員は、全国約100人にのぼる。

戸塚でもチャリティー

 「3月のイベントはこれまでの活動の集大成のようなもの」と山本さん。当日はこれまで交流をしてきた児童館や小学校の子どもたち、そして活動に協力してきたアーティストが集う。「宮古市は昨年秋に、台風10号の被害にもあった。音楽で応援し、現地の子どもにとって忘れられない思い出にしたい」と意気込む。

 課題は資金面だ。メンバーはこれまで、現地への交通費などの多くを自己負担しており「(やりくりは)かなり厳しい」とこぼす。

 そこで同協会は今回、資金調達の方法として、「クラウドファンディング」を活用することにした。一口3000円で受け付け、資金は開催費用や現地の子どもへのウクレレ購入費用等に充てる。詳細は同協会のブログ(http://ukulele-support.sblo.jp/)で確認を。

 また3月4日(土)には、ライブバーの戸塚LOPO(上倉田町459の11)で、チャリティーライブを行う。午後1時30分開演。入場料2000円(ドリンク別)。午前10時からウクレレワークショップも(先着20人、1500円)。予約・問い合わせは山本さん【携帯電話】080・3302・1489へ。

 ※クラウドファンディング…被災地支援や社会問題の解決に取り組む人、夢を叶えたい人などが、不特定多数からインターネット上で資金を集める仕組み。

戸塚区版のトップニュース最新6件

フレックス勤務を試行

横浜市

フレックス勤務を試行

4月20日号

1m超えの外来魚を捕獲

谷矢部池公園愛護会

1m超えの外来魚を捕獲

4月20日号

初診待ち 最長4カ月

発達障害

初診待ち 最長4カ月

4月13日号

ミニバス全国大会で優勝

川上北ブルーデビルス

ミニバス全国大会で優勝

4月13日号

瑞宝単光章を受章

品濃町在住金子さん

瑞宝単光章を受章

4月6日号

「食品ロス削減」推進へ

横浜市

「食品ロス削減」推進へ

4月6日号

関連記事(ベータ版)

戸塚区版の関連リンク

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

戸塚区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2017年4月20日号

お問い合わせ

外部リンク

メール版タウンニュース

ライブカフェミッシェル

タウンニュースホール

ケータイ版タウンニュース

ケータイで左のQRコードを読み取るか以下のURLを入力してください。

http://www.townnews.co.jp/m/