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公開日:2012.01.05

新春インタビュー
愛着感溢れる磯子に
坂本区長に今年の抱負聞く

  • インタビューに応える坂本区長

  • 「地域の声や思いを大切にしたい」と区長

 新年の幕開けに当たり、本紙では坂本連・磯子区長に、恒例の新春インタビューを行った。3月に発生した東日本大震災などを受け、区の様子がどのように変わったのか。また、それを踏まえて、区としてどう対応していくのか。取り組んでいくべき課題などについて聞いた。(聞き手/本紙編集長・水戸浩一)



再確認した地域のつながり



 ―区長に就任されて1年8ヵ月経ちましたが、就任当初に比べて、磯子区の印象は変わりましたか。また、変わったとすれば、どのように変わりましたか。



 「印象そのものはそれほど変わっていませんが、区民の皆さんの顔というものがこの1年8ヵ月で、もっとよく見えてきたと思います。前から思っていたことですが、一人ひとりの方々とじっくり話をするなかで、とても温かくて元気がいい方々が、磯子にはいっぱいいるなと感じています」



 ―昨年の磯子区を一言で表すとしたら、どのような言葉になりますか。



 「地域のつながりを再認識、再確認した1年でした。皆さんがそれに向かって、思いを1つにしていったと強く感じています」



 ―やはり震災というのが、大きな要素になったのでしょうか。



 「そうですね。大きいと思いますね」



 ―震災前と震災後で、特に変わったなと思うことはありましたか。



 「地域の方も話されていたんですが、地域の防災訓練に参加される方はもちろん増えていますし、それだけでなく健民祭への参加者も増えていると思います。やはり近所の人たちと一緒に、そういった地域の催しに参加しようという思いがより強く表れていると思います」



地域団体の活躍は区の財産



 ―では、区長にとって、磯子区の好きなところを3つ挙げていただけますか。



 「これは少し悩みましたが、1つ目は、磯子の逸品をはじめとして、磯子には昔から地元で愛されている店が多いことですね。2つ目は、堀割川沿いの街並み。特に桜の時期や、海に面するところに多くのヨットが見えるような風景は好きなところの1つですね。3つ目は、3R応援隊や杉劇リコーダーずなど、明るく元気に活動してくれている人たち。本当にいろいろな所に出ていって、人々に元気を与えてくれているところが好きです」



 ―3R応援隊や杉劇リコーダーずは、区外での取材でも、お会いすることもあります。



 「両団体とも、すごく活躍していますね。区の財産です」



”賑わいと魅力の街”めざす要援者支援で成果



 ―昨年、区として力を入れられた事業について、お聞かせください。



 「1つは、災害時の要援護者支援へのサポートですね。区として積極的に取り組みを始めた年でした。総務課、福祉保健課や高齢・障害支援課など5課にわたって横断的に取り組んでいる事業です。これはもう福祉部門だけではなく、区全体としてやってきました。



 もう1つは、磯子区の魅力の再発見や発掘。磯子の逸品の認定や、区の木である梅の種飛ばし大会などを区として積極的にやってきたところです」



商店街の活性化を



 ―では今年、区として力を入れていきたい事業は、どのようなものでしょうか。



 「昨年の延長上にありますが、全体的には、磯子を賑わい、そして魅力があふれる町にしたいということです。具体的に力を入れたいと考えているのは、商店街の活性化。磯子の逸品をきっかけに商店街を知ってもらって、地域の核である商店街を元気にしたいと思っています。



 もうひとつは、音楽をはじめとした子どもたちや大人の文化活動の支援に、ももう少し力を入れていきたい。いろいろな活動が多くの区民により見えるような仕掛けをしていき、音楽などが街のあちらこちらに溢れている、そんな街をめざしたいと思っています」



 ―商店街はそれぞれ活動状況に差があると思うのですが。



 「そうですね。ただ、区の商店街全体がレベルアップしていくようなことを考えていきたいと思っています。商店街の活性化は、高齢化対策にも繋がっていくと思っています。家のすぐ近くで買い物ができるというのは、とても重要なことだと考えています」



災害対策を強化



 ―昨年末、県が大地震の津波想定を引き上げましたが、広い海岸線を持つ磯子区としての対策は。



 「市消防局で、津波のガイドラインの見直し作業を行っていますので、その推移を見守ることになると思います。ただ、湾岸地域に事業所を持つ企業との連携は早急な課題だと思い、IHIや東芝といった湾岸地域の企業9社と区、磯子警察署、消防署、磯子事業会とで、磯子区危機対処連携会議・沿岸企業部会を昨年12月に発足させました。ここで津波や災害時の連絡体制などを定期的に話し合っていく予定です」



 ―昨年3月の大震災や11月の火力発電所での火災事故などの際、避難情報などを地域に素早く提供する方法が課題として出てきたと思います。対策として、防災無線と放送スピーカーの設置などが考えられると思いますが。



 「防災無線については、昨年末の市会で設置費用を盛り込んだ補正予算が可決されました。津波被害の心配がある湾岸地域で順次、設置される予定です」



 ―最後に、区民の皆さんへのメッセージをお願いします。



 「今年は昨年以上に、皆さんの活動されている地域や場所に直接出向いて、話をしたいと思っています。そこでうかがった皆さんの声や思いを大切にしていきたい。もうひとつは、区民の皆さんが磯子に住んでよかったと愛着を持ってもらえるような街にしていきたいと思います。皆さんに『この街が好き』と思ってもらえるような街づくりに取り組んでいきます。今年もよろしくお願いいたします」

 

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