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公開日:2012.08.02
内視鏡検査、心療内科、漢方治療が強み コレットマーレ医療モール「みなとみらいケンズクリニック」
"食後に低血糖?"
取材協力/みなとみらいケンズクリニック院長 柳川健
Q・食後に低血糖が起こることがあると聞きました。本当ですか?
柳川院長―食事を摂れば血糖値は上がるものと一般的には考えられています。ところが最近、食後に血糖値が空腹時よりも下がってしまうという「食後低血糖」の方が増えています。
通常は食後に血糖値は上昇し、約2時間位で空腹時の血糖値近くまで戻ります。それ以上血糖値が下がることは普通ないのですが、食後3、4時間位のところまで血糖値が下がり続けて低血糖となる方がいます。
この時、体がだるくなったり、気分が悪くなったり、不安な気持ちになったりするのです。
ご本人は低血糖の症状とは思わないので、一般内科、時には心療内科を受診するのですが原因が分からず、吐き気止めや抗不安薬が投薬されてしまうことも少なくありません。
なぜこの様な事が起こるのでしょう。原因は糖質の過剰摂取にあります。
特に空腹時に糖質(チョコレートなどのお菓子類)を摂る習慣のある方に多く起こります。血糖値を下げてくれる唯一のホルモンであるインスリンが、急激な血糖上昇を抑えようと出すぎるために起こるのです。したがって治療法は糖質を制限することと食事の摂り方です。
食事はまず野菜などの繊維物から食べるようにし、炭水化物はなるべく量を減らして食事の最後の方に摂取するようにします。
食事全体の中でのたんぱく質比率を増やします。間食は勧められませんが、どうしても間食したい方にはナッツ類やゆで卵をお勧めしています。
食後低血糖の診断には通常2時間までしか行わない糖負荷試験を5時間まで延長して施行する必要があります。
原因のはっきりしない疲労感、吐き気、不安感や不定愁訴のある方で、特に食後数時間すると具合の悪くなる方は一度相談されることをお勧めします。
医療法人社団健生会 みなとみらいケンズクリニック
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〒231-8331横浜市中区桜木町1-1-7TOCみなとみらい3階
TEL:045-651-2588
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