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公開日:2025.12.10
BOOKOFFへ行こう。陸の孤島?で見つけた宝島~イオン本牧店の巻~
「陸の孤島」「ゴーストタウン」――。横浜市中区の南東、本牧エリアを形容するネットの言葉は、どこか寂寥感を漂わせる。都心に近いものの鉄道延伸が叶わなかった歴史、戦後の米軍接収を経て、かつて隆盛を極めた「マイカル本牧」が閉店した経緯などが、まち全体の「どよんとした雰囲気」を形作ってきたのか。
そんな歴史と現代が交錯する本牧に、新たな活力を吹き込んでいるのが、2022年9月に近隣の本牧宮原店から移転オープンした「BOOKOFFイオン本牧店」だ。店長を務める稗田小百合さん(27)に案内してもらった。
どこか懐かしい、でもどこにもないまち
燦々と降り注ぐ陽光が、木々の隙間からこぼれ落ちる。少女漫画に出てくるような美しい並木道と歴史的建造物が、「平成レトロ」な空気をまとっている。そんな「どこか懐かしい、でもどこにもないまち」にイオンが建ち、BOOKOFFは5階にある。
本牧発!サブカルの聖地か
本の取り扱いを縮小する店舗が多い昨今にあって、イオン本牧店は書籍の在庫を豊富にそろえている。まるで動物たちが井戸端会議をしているかのような、にぎやかな児童書コーナーもある。

本やDVDにとどまらず、家電や楽器、ホビー、洋服と多岐にわたる商品のラインナップは、まるで巨大な「宝島」だ。

広々としたトレーディングカード(トレカ)の対戦スペースは、土日に開かれる大会で満席になるほどの人気ぶり。プラモデルアイドルの香坂きのさんを講師に招いた「ポケモンプラモデル教室」など、親子で楽しめるイベントも定期的に催し、地域のコミュニティーを形成している。

BOOKOFFの店舗は、地域特性で一つ一つ異なる。イオン本牧店の特筆すべきは、サブカルチャーへの力の入れようだ。
おっと、店内には90年代に一世風靡したゲーム機「NEO・GEO」が鎮座している。記者は名作『餓狼伝説』を懐かしむ。

また「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」「スーパーファミコン」の他、『Dr.スランプ アラレちゃん』の消しゴム人形や謎めいた武士のソフビ(ソフトビニール人形)、さらにはコンタックのキャラクターやモー娘。の目覚まし時計といったユニークでレトロな雑貨までずらり。「こんなモノも売れるんだ」と驚くような品々が見る人の心をくすぐる。
「掘り出してください」
学生時代にスタッフとして働き、リーダーとして育成してくれた先輩への恩義から、この店を支えたいと奮闘する稗田店長。もともと下北沢や中野に足を運んでは、古いモノを見つけ出すのが好きという。
その情熱は「堀り出してください」コーナーという形で具現化されている。「ワクワク」を伝える仕掛けだ。「一風変わったユニークな掘り出しモノも集まる、ポテンシャルが高いエリア。私たちもアンテナを張り、面白いものを仕入れるのが腕の見せどころ」と目を輝かせる。
リユースの好循環、SDGsに貢献する企業
親子連れやシニア層、外国籍の人々など幅広い層が来店し、時には「ドカッ」と台車で大量の商品を売りに出す人もいるというイオン本牧店。BOOKOFFが展開するリユース(再使用)事業は、SDGsの取り組みにも直結する。買い取った商品が再び新たな人の手に渡ることで、すでに世の中に存在するモノをリユースし、持続可能な社会の実現に貢献。売る人も買う人も、自然にサステナブルな社会の一員となっているのだ。こうした映像を店内で流すことで、環境・社会問題解決への取り組みを可視化している。
「ご年配の方から持ち込まれたレトロな玩具を、若い世代の方が発見し買い求める。地域住民に深く支えられている。ゆったりと宝探しを楽しんでほしい」。来店客にはもちろんあいさつはするが、長く滞在してほしいと、そっとするのが流儀という。一冊でも売り買いすれば3時間無料の駐車券も提供。来店客の「居場所」づくりにも心を砕いている。
「あとは電車が走れば…」とほほ笑む稗田店長。「陸の孤島」本牧は、昔と今が交わるBOOKOFFから、新たな魅力を発信し続けている。
BOOKOFF イオン本牧店
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神奈川県横浜市中区本牧原7-1 イオン本牧5F
TEL:045-628-7818
TEL:045-628-7819
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