東日本大震災の発生から丸6年を迎えた3月11日、大本山總持寺で7回忌慰霊法要と復興祈念イベント「祈りの夕べ」が開かれた。
法要は今回が7回忌となったことから、はじめて横浜市仏教連合会と共催で実施。祈りの夕べは、区民と鶴見区文化協会、同寺を中心とした実行委員会形式で、5回目となった。
当日は、祈念コンサートとして、潮田中マーチングバンド部、福島県立安積黎明高校合唱団、浄土真宗教恩寺住職でシンガーソングライターのやなせななさんが出演。復興の思いを込めた歌や演奏に、涙を流す人の姿もあった。
法要で導師を務めた總持寺貫主の江川辰三禅師は、「今も被災地には問題や不安がある。絶えず互いに協力することが大事。支え合うところに道は開ける」とあいさつ。貫主就任1カ月前に起こった大災害を「常に忘れられない出来事」とし、被災地に思いを寄せた。
被災地へ鐘の音を
總持寺はこのほど、境内三門横の丘の上、平成救世観音像の横に、「祈りの鐘」を建立。同日、竣工法要と鳴らし初めがあった。
特に被害の大きかった岩手・宮城・福島の被災三県を思い、三基設置された鐘は、来山者が自由に鳴らすことが可能。同寺は「鐘の音が被災地に伝わり、安らぎになれば」と話している。
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