市民館でボタニカルアート展を開く多摩・麻生植物画同好会を主宰する 高田 直子さん 中野島在住 54歳
草花の新たな発見が面白い
○…多摩市民館で9月12日から開く「多摩・麻生ボタニカルアート展」は今年で11回目の開催。自身が主宰する多摩・麻生植物画同好会のメンバー約30人の作品34点を展示する。ボタニカルアートとは植物画のこと。写真がない時代に草花を記録に残すことを目的とした絵の手法で、実物大に描いて背景は描かないことなどが特徴。植物をよく観察し、細かい部分まで描き込んでいく。「描くことで葉やオシベの形など植物の特徴に気付く。植物は奥が深い。種類もたくさんあるし、新たな発見が面白い」
○…同好会では題材となる季節の花を選び、透明水彩絵の具を使って自分のペースで仕上げていく。主なメンバーは50代から60代の女性。自分で育てた草花を描きたいという人が多く、植物好きが自然と集まってくるという。4年前にはメンバーの協力もあり、「かわさきの野草100選」(多摩川と語る会発行)の植物画も手掛けた。「仲間がいるから楽しい。一人ではここまで続けられなかった」
○…学生時代から美術部に所属し、大学では美術学科を専攻。卒業後は学芸員として博物館に勤めた。植物画に初めて触れたのは夫の転勤でアメリカに訪れた時。植物の花や葉、種が描かれた絵がホテルの壁にたくさん飾られていたのが印象的だった。帰国後、多摩市民館で開かれていた植物画の展示会を偶然見て感銘を受けた。「見た瞬間に私もこれを描こうと決めた」。市外の教室に通ったが「地元で一緒に描く仲間がほしい」と今から12年前に同好会を立ち上げた。
○…植物画の他に、布を縫い合わせた雑貨作りなど細かい作業が好き。時間が経つのを忘れるほど集中するため几帳面な性格と誤解されることもあるというが、自分では「のんびりした大雑把な性格」と照れ笑い。今、魅力を感じているのは生田緑地。「季節ごとに様々な種類の植物がみられる素晴らしい場所。身近な植物を描いてみたい」
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4月19日