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上鶴間高校 リーダー養成授業 慶大生が教壇へ 県内普通科初のアントレ教育 来年正式授業へ

公開:2011年6月23日

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 県立上鶴間高校(南区上鶴間本町/岡部佳文校長)では昨年度から、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(藤沢市)の飯盛(いさがい)義徳教授の研究室と連携協力を行っている。来月6日(水)には、大学生2名が教壇に立ち、今年2月以来2回目となる授業を実施する。これは県内の公立普通科高校で初めての導入となる「アントレプレナーシップ教育」を目的とした選択授業を、来年度の正式なカリキュラムに編入するための準備の一環。3ヵ年計画で実施される。

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 これまでは大学や商業科高校での導入が多かった、この教育。”アントレプレナー”という言葉は、17、18世紀のフランス経済界で生まれ、重要な活動を”企図する人”という意味を持つ。ある事例に関しての課題発見とそこからの解決策、さらにはチャレンジ精神や創造性など、およそ社会人や組織のリーダーに必要とされる資質を養うための教育を目指す。

もし自分なら?

 今回の授業では、ある組織やグループにおけるケース(事例)が”物語り風”にまとめられており、「この場合、自分だったらどうするか?」をそれぞれ考え、生徒間でディスカッションを行う。そのためのテクストの作成(ケースづくり)や教室でのディスカッションの進行、意見を引き出す役割を大学生側が担当する。

”学生”メード

 「地元の地域や、そこで起こっている社会問題にも関心を持って欲しい」というねらいも、高校側にはある。

 実は、飯盛研究室は、地域再生やまちおこしの領域についての研究も行っている。そこで、来年度の授業で使用されるテキストは、慶大生オリジナルの”鶴高(つるこう)用”の教材。題材には住民の交流の場となっている「ふるさとまつり」などを予定している。今月中には大学生が近隣の自治会長などに取材をし、約半年かけて実情に近いケースを作成していく。
 

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