先月20日に閉会した座間市議会(長谷川光議長)12月定例会で、平成23年度を初年度とする第四次総合計画の原案が賛成多数で可決された。同計画には相模が丘桜並木の再生事業が盛り込まれており、4年後の完成をめざし4月から着工される見通しとなった。
相模が丘の桜並木(通称=相模が丘仲よし小道)は、主要地方道座間大和線(座間街道)から県道51号線(行幸道路)にかけ南北約1・6キロ。現在79本のソメイヨシノが立ち並ぶ。
桜の老朽化により倒木の危険性があることから平成20年に地元有志らによって「『新生さくら道』の会」(坂本文彦会長)が結成。有志による住民意見の聞き取りなどに加え、市公園緑政課とこれまで桜並木再生に向けた準備を進めてきた。昨年8月には樹木医に倒木の危険が指摘された43本の伐採も行った。
同課では新生さくら道の会との協働で昨年末までに現地調査、測量、街灯やベンチ、植栽などのおおまかな配置を定めた実施計画を完成させた。今月下旬には同会の会員と実施計画をさらに検討していき地元住民の声を反映させていく。3月下旬をめどに最終的な実施設計を完成させる予定だ。
国の補助金を活用しながら行われるこの事業。工期は、平成23〜26年度の4年間で、同課によると総事業費は概算で約3・5億円にのぼる見通しだ。担当者は、「地元住民の声をしっかり反映した桜並木に再生できるよう市民・行政協働で進めていきたい」と話す。
「戦略プロジェクト」
桜並木再生事業は、総合計画に基づいて実施される約300の事業の中で「戦略プロジェクト」と呼ばれる最重要課題の1つに位置づけられている。同プロジェクトは子育てや地球温暖化防止など7事業。
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