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伊勢原 人物風土記

公開日:2012.09.07

8月のインターハイで優勝した川崎市立橘高校バレーボール部の副キャプテンを務める
安念 桃子さん
石田在住 17歳

バレー一色の女子高生



 ○…バレーボールの名門・川崎市立橘高校の中心選手として8月のインターハイに出場、見事に初優勝を成し遂げた。同校にとって20回目のインターハイで乗り越えた大きな壁。「すごくうれしかったです。周囲の支えがあったからこそ優勝できました」と感謝を口にする。今大会では優秀選手32人に名を連ね、レフトのポジションでは最優秀選手にも選ばれた。165cmの身長は全国では小さい方だが「中学の時から縄跳びをしてジャンプ力を鍛えてきました。身長はハンデではないです」と力強い。



 ○…バレーボールを始めたのは小学3年生の時。4歳上の姉を追うようにして地元チーム・石田ジュニアに入った。成瀬中でもバレーボール部に所属し、3年時には県大会で準優勝、関東大会にも出場した。「より高いレベルに挑戦しよう」と、卒業後は高校バレーの名門・市立橘に進学。現在は副キャプテンとして全国区のチームをけん引。アスリートとして充実した毎日を送っているが「やっぱりバイトもしてみたいし、もっと友だちと遊びたい」と17歳の本音ものぞかせる。



 ○…10月に行われる国体や、高校最後の大会である「春高バレー」の県予選にむけて休みなしで練習に打ち込む毎日。40日以上あった夏休み中もオフはわずか1日半だった。だが、投げ出したいと思ったことはないという。「普段から仲良しで、練習や試合になれば本気で意見を言い合える。そんな最高のメンバーとチームで最後まで力を出し切りたいから」



 ○…高校卒業後は大学で競技を続ける予定だ。「バレーボールは大学までと考えています。10年以上頑張ってきたから。大学では将来のために色々学びたいし、経験したいです」。競技人生に悔いを残さぬため、そして大切な仲間や周囲の応援に応えるために、今日もコートで全力を尽くす。

 

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