藤沢メダカの学校をつくる会(渡部かほり会長)が1月31日、「かながわ地球環境賞奨励賞」を受賞、2月4日に神奈川県庁で行われた式典では、黒岩祐治知事から表彰状を授与された。
同賞は地球環境保全に向け実践的に活動し、業績や功労が顕著で模範となる団体などに贈られるもの。県環境計画課によると、同会は種を守るという重要な環境保全活動を継続して行っている点が評価を受けた。今後の活動にも期待を込めて奨励賞となったという。
渡部会長は「多くの人の協力と支援で、官・民・産・学が連携した地域ぐるみの活動を認めてもらえた。感謝の気持ちと、『継続は力』の新たなエネルギーを手にできた」と話す。
同会は会員50人ほど。1995年にメダカが県の絶滅危惧種に登録されたことをきっかけに行われた調査で、藤沢市鵠沼桜が岡の住宅の池からメダカが発見された。当時、市内では姿を消したと考えられており、藤沢メダカと名づけられたこのメダカを子どもたちに「見せる・育てる・増やす・広げる」活動を行うために、96年に設立された。飼育方法の情報提供・交換などのほか、身近な自然に関心を持ってもらおうと小中学校にメダカを配布している。
渡部会長は「環境教育、環境保護を行うとともに、今後は藤沢メダカの野生化を目指し活動していきたい」と語った。
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