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公開日:2026.02.26

戸塚区初発行
マンションに防災手引書
管理組合・自治会向け

  • ガイドブックを手にする区担当者

    ガイドブックを手にする区担当者

 戸塚区は分譲マンションの管理組合や自治会を対象とした「戸塚区マンション防災ガイドブック」をこのほど、発行した。区内のマンション居住率の高さを踏まえ、特有の災害リスクに備えてもらうため作成されたもの。市内18区の中でも初の試みだ。

 防災活動を始めようとするマンションの管理組合や自治会に対し、具体的な「プロセス」と「きっかけ」を提供することを目的に作成されたガイドブック。災害時に直面する被害や生活への影響をマンションの居住形態を念頭にまとめられている。

 ガイドブックの冒頭では、マンション住民が特に知っておくべき被害と生活への影響が詳しく解説されている。長周期地震動により、高層階ほど大きな揺れがあるほか、エレベーターが停止した場合、階段での移動を余儀なくされ、水や食料などの物資を運ぶことが困難になると指摘。

 また、排水管が共有されているため、破損を確認せずに水を流すと、下の階であふれ出すといったトラブル発生の恐れがあると注意喚起している。

 大きな特徴は、防災活動を「初級」「中級」「上級」の3段階に分けて構成している点だ。

 初級は「みんなで話し合う」「顔の見える関係を作る」といった関心づくりからのスタートを呼びかけている。

 中級は古いマンションでなければ倒壊しにくい特性を踏まえ、在宅避難を推奨。備蓄の確認や居住者に守ってほしい基本ルール、防災組織の立ち上げを求める。

 上級はマンションの現状をモノ(建物・設備)とヒト(居住者)、両面の把握や共助活動のマニュアル作成、地域防災拠点との連携を訴える。

 区担当者は「いきなり上級を目指すのは難しいため、できることから、数年かけて徐々にレベルアップしていってほしい」と語る。

 ガイドブックは2000部印刷され、すでに区内の分譲マンション(約400件強)の管理組合宛てに郵送済み。希望があれば窓口での配布も。

 また、デジタル化への対応として、区のホームページ上で全ページをPDF形式で公開しており、誰でも閲覧・ダウンロードが可能だ。

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