藤沢版 掲載号:2017年6月30日号
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鶏の解体ワークショップや斬新な企画で食糧廃棄問題解決や食育に取り組む菅田 悠介さん市内在住 21歳

「いただく命」全力で啓発

 ○…卵を産み終えた鶏を絞めて、目の前で「食べ物」になる過程を見てもらうことで、命と食の大切さを伝えている。「僕たちが何気なく食べているものが、『命だった』という感覚を伝えたい。それが食料廃棄問題の解決に必要だと思う」。昨年はあえてクリスマスイブに鶏の解体ワークショップを行った。「当然のように『チキン』を食べていることへの揶揄もある。便利になり過ぎて、肉を安く簡単に食べられるようになっているけれど、肉を食べることは実はとても大変なこと。命を食べているという感覚や、その命への感謝を忘れてはいけない」。力強い眼差しで前を見据える。

 ○…慶應大SFCの3年生。活動のきっかけは、1年の夏に猟師の下で経験した鴨の解体。「それからは、食べ残しが命の無駄遣いのように感じた。友達が簡単に食べ残しをしているのを見ると、ムカつくようになって。自分が変わったように、現場を見れば、皆の意識も変わるかもしれない」

 ○…大学近くに借りた山林地では、養鶏所から譲り受けた鶏を飼育したり、野菜を育てるなど、自給自足を実践している。「毎日、鶏の世話をしていると愛着がわいてきて、解体をためらってしまう自分もいるけれど、奮い立たせて臨んでいる」。学内では余った食材を持ち寄ってカレーなどを作るイベント「モッタイNight」を定期的に開催。今年1月には狩猟免許を取得し、罠猟の団体で捕えた動物をシェアしている。

 ○…小5から高校卒業まで福岡で過ごす。野性的な少年かと思いきや、実はシティボーイ。「自然に触れることも少なくて、虫も苦手だった。藤沢に来て一気に爆発した」と笑う。今は食育活動を継続するべく、思案を巡らせている。「経済や発信力を学ぶために広告業が良いかもしれないし、食品ロスを扱う環境省も気になる。本も出版したい」。底抜けの明るさとサバイバル精神で、世の中に「いただく命」を啓発していく。

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