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寒川版 公開:2016年1月29日 エリアトップへ

寒川町剣道協会の会長を務める 竹之内 政弘さん 一之宮在住 68歳

公開:2016年1月29日

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感謝、感謝の剣道人生

 ○…平成27年神奈川県体育功労者として表彰された。1970年開設の道場『唯心会』で23歳から現在までの45年間、週3日以上の青少年剣道の指導・育成に尽力。寒川町剣道協会の活動を中心に、茅ヶ崎市剣道連盟等で、地域社会の青少年活動を通し、長年にわたり健全な青少年の育成や事業の企画・運営に努めた。「寒川町より推薦していただき、名誉ある賞をいただくことができました。心より感謝とお礼を申し上げます。私の現在があるのは恩師・井上泰司先生との出会いがあったから。お陰で沢山の剣道関係の方と触れ合うことができた。諸先生、仲間、子供たち、会社、家庭に感謝です」。

 ○…鹿児島県で生まれ育ち、中学2年で剣道を始めた。20歳で寒川に来てからも『剣道漬け』の毎日。剣道に打ち込むために勤務先にも配慮してもらい「会社に理解してもらえたからこそ満足に活動できた。本当に感謝しています」と当時を振り返る。20年前には腰を痛めるアクシデントに見舞われたが「故障はつきもの。『好きだからこそ』我慢できた」と乗り切った。

 ○…10年前から自ら主宰する『唯心館湘南』で青少年の指導を続けている。「恩師の指導方針を継承しています。指導に主観は入れない。十人十色、個人に合った指導をする」。勝ち負けより、いかにベストを尽くしたかを重視する。「子どもが好きで、いつも子どもから元気をもらっている。生きがいですよ」と微笑む。

 ○…道場では、かつての教え子が指導に協力してくれるという光景も。「帰ってきてくれると嬉しくてね。子どもから教わることも多いですよ」。中には親子3代で通ってくれたという家族も。「いつの時代でも道場に人が集まってくれる。嬉しいことです。そして、私の周囲にいてくれる皆さんに本当に感謝したい」。感謝、感謝の剣道人生。会社勤めは終えたばかりだが、剣道に賭ける情熱は、これから更に熱くなりそうだ。

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